管理栄養士?栄養士とは
管理栄養士?栄養士は、個人または集団に対して「食事や栄養の指導」を行ったり、献立作成や食材の発注、栄養計算など「食事の管理」をしたりする仕事です。栄養士は都道府県知事の免許を受けた国家資格、管理栄養士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
2つの資格は、名前は似ていますが、取得の仕方や業務内容が少し異なります。
栄養士
栄養士養成施設(本学もそうです)で必要な単位を修得すれば、卒業と同時に栄養士の資格を取得できます。
個人または集団に対して、栄養バランスの取れた献立の作成や調理方法の助言などを行ったり、集団給食での給食メニュー作成や調理、栄養管理を行ったりします。
管理栄養士
管理栄養士養成施設(本学もそうです)で必要な単位を修得し、「国家試験受験資格」を得て、卒業年度の2月末?3月上旬(注:2024年現在)に行われる管理栄養士国家試験に合格すれば、管理栄養士の資格を取得できます。
栄養士よりも高度な専門知識を持ち、官公庁、保健所、教育委員会、病院、学校、工場?事業所、福祉施設(老人pt电子游戏_pt老虎机平台-下载*官网や保育所など)、薬局、スポーツ施設等において栄養の指導や給食経営管理、食環境整備などを行います。また大学(教員)、研究所(研究員)、食品会社(研究員や商品開発)の仕事に就くこともあります。病院や介護施設では、管理栄養士の資格が必須の業務があり、採用において「管理栄養士であること」が求められる場合が多くあります。
食環境栄養課程での取得と実績
食環境栄養課程では、所定の単位を修得すれば、卒業時に栄養士資格を取得することができ、あわせて管理栄養士国家試験の受験資格も得られます。本課程の管理栄養士国家試験合格率は全国平均を大きく上回る約96%(設置後12年間の平均)となっています。また、教職科目を履修することで、栄養教諭(栄養教諭1種免許状)の取得も可能です。
食環境栄養課程は、全国唯一の環境人間学部に設置された管理栄養士養成課程です。人と環境の関わりを学ぶ中で、幅広い教養をもった管理栄養士を育成しています。食と健康に関する多彩な講義や実験?実習を少人数で実施することで、豊かな知識と優れた技能、専門的実践能力を身につける事が出来ます。また、先端科学を反映した卒業研究に加え、博士が取得できる大学院も併設されており、研究の出来る管理栄養士の育成を行っています。
さらに、県立大学の利点を活かし、地域の健康課題解決や地元の食品企業とのコラボ、県立はりま姫路総合医療センターとの連携などを積極的にすすめています。