先輩インタビュー

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在学生

ずっと止まない知的好奇心
理論で社会に貢献したい

理学部
物質科学科 応用数学講座 4年(2023年度時点)
大阪府大阪市立東高等学校出身
内田 丈翔さん

内田 丈翔さん

理学部物質学科を選んだのは、高校の授業で触れた物質や材料の科学に関する方程式や理論を、より深く学びたいと考えたから。期待通り、物理学や数学の真髄に触れ、日々新たな知識を吸収できています。最も印象に残っているのは、細胞生物学の授業です。「生物は化学物質が複雑な反応を起こしているシステムである。」このような視点で分析すると、生物を構成する複雑な反応は全て物理学や量子力学のルールにのっとっていることが見えてきます。生物がこれまでと違って神秘的に見えるとともに、物理学や数学の理論がこんなにも幅広く活用できるものなのかと感動したことが、今も学びのモチベーションになっています。身についたのは学問的な知見だけではありません。タイムマネジメント能力も、大学での経験を通して得た力の一つです。課題に取り組みながら、趣味のギター演奏も両立できるように工夫する中で、優先順位をつけて取り組む習慣が身につき、生活の様々な面で役立っています。

4年間のSTEP
1
年次

高校までとは全く異なる大学での学びを初めて体感した、一般教養の授業が印象に残っています。課題として与えられたレポート作成を通して、身の回りの物事をアカデミックな視点で捉えること。そして、自身が考えた内容を言語化し、文章としてアウトプットする能力が鍛えられました。このスキルは、後の全ての学びの土台として役立っています。

2
年次

本格的な化学実験がスタートし、日々の学びがより楽しく感じられるように。目的とする物質の結晶が合成できるよう、試行錯誤を繰り返します。普段は目にすることもない危険な試薬や用具を扱う機会もあり、様々な化学実験器具の使い方や物質の取り扱い方、注意すべき点などを実践的に学べました。

3
年次

3年次で身についたのは、自分が考えた結論やそこに至る道筋を他者に分かりやすく伝えるプレゼンテーション能力です。実験結果をまとめたレポートを、他の学生に向けて発表。実験で得たデータを分かりやすくまとめ、誰もが理解できるプレゼンテーション資料ができるよう試行錯誤を繰り返しました。

4
年次

参加学生がテキストを輪読し、議論する授業は大いに刺激になりました。多様な考えをもった学生が、同じ文章を読んで内容を議論します。他の学生の考え方を知ることができ、新鮮な驚きがありました。自身の考えを整理して発信し、チームメイトとのコミュニケーションを通して、分からない点を明らかにする経験を積めました。