理学部

多様な視点から、
自然界の真理を追究する

School of Science

Point

1

学際的な研究で身近にあふれる不思議を解明

自然現象や生命現象の成り立ちや本質を追究することで、新たな科学領域を切り拓き、社会を牽引する人材を育成します。数学?物理学?生物学?化学?地学といった学問の基礎を維持しつつ、枠組みを越えた2 学科を設置し、学際的で多様な思考力を持って研究を行います。

Point

2

世界最先端施設と連携した先導的な教育?研究

先導的な研究を行っている教員の指導のもと、大型放射光施設「SPring-8」やX線自由電子レーザー施設「SACLA」、西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」など、兵庫県の各地にある世界最先端の研究施設と連携した教育?研究を提供しています。

『PBL(Problem Based Learning)演習』

顧客のレジデータなどの「生きたデータ」を企業から提供してもらい、企業が抱える課題の発見?分析から解決策の提案までを学生自身が行います。最終発表会では、企業関係者や外部有識者などが審査員として参加するため、提案した解決策に対するフィードバックも得ることができます

『情報技術の最前線』『データ分析の最前線』

様々な分野の企業や自治体、研究機関などの組織の第一線で活躍する人物をゲスト講師として招き、グループディスカッションなどを通じて、最先端の情報技術がどのように活用され、新しい価値創造に貢献しているのかを学びます。

Curriculum 4年間の学びの流れ

理学部では、入学時から2つの学科に分かれて学びを進めます。1年次~2年次前期の期間で、各分野の授業を履修しながら、自分の志望や適性、どのコースが一番合っているかを判断し、3年次前期には、自身の希望に応じて、各学科のなかで3つコースに分かれ、さらに専門的な学びを深めていきます。

Department/Course Overview 学科?コースの概要

物質科学科

物質の本質を基礎から理解し
活用できる人材を育てる

電気を通すものや、通さないもの。磁石に引きつけられるものや、そうでないもの。物質の示すこれらの性質の違いは、いったい何が原因となっているのでしょうか。物質科学の研究は、自然界で見られる物質の性質に関するこのような興味とその原因についての探求心が、その根底にあります。物質科学科では、物質中にどのような原子や分子が含まれ、また、それらがどのような構造をとるかといった微視的な観点から、物質の性質を理解するための基礎について学習することができます。皆さんの新鮮な発想が物質科学の未来の開拓につながることを期待しています。

物質の持ついろいろな物性を電子?原子レベルで理解し、物性の探索を理論的?実験的に追究する方法を修得することを目指します。量子力学と統計力学を基礎として、数学や物理学の基礎?応用を学び、原子?分子やその集合体の挙動を理解します。

物質が持つ多様性に富んだ性質を、電子?原子レベルで理解し、理論的?実験的に解明する手法を修得することを目指します。物性基礎コースと同様に、量子力学と統計力学を基礎として、現実に私たちが目にする物質の物性を解明するための学理を学びます。

物質の持ついろいろな物性を電子?原子レベルで理解し、物質を創りだす手法を修得することを目指します。化学関連分野の基礎?応用を学び、化学の視点から、物質の性質や機能と組成や構造との関係を理解し、新しい物質を創り出す能力を身につけます。

生命科学科

生命現象への深い理解と洞察力を持ち
世界に通用する人材を育てる

すべての生命体は細胞によって組み立てられています。細胞はタンパク質や炭水化物、脂質、核酸など、様々な分子によって構成され、さらに分子は多くの原子によって作られています。生命現象を突き詰めていくと、その本質は化学反応なのです。生命科学科では、生命現象のメカニズムを細胞?分子?原子のレベルで解明する努力を続けています。生命現象への深い理解と洞察力を養うため、物理や化学などの幅広い基礎学力を身につけた上で、学際的な研究に求められる高度な専門科目を無理なく履修できるようにカリキュラムを編成し、きめ細かな指導を行っています。

生命活動における生体分子の働きを理解するため、生体物質の細胞中での働きや、生体物質の構造と機能を物理化学的に解明する方法の修得を目指します。学際的な色彩が非常に濃く、数学、物理学の基礎をはじめ、生物物理学、生化学などを系統的に履修します。

生命現象を主として化学的手法で解析し、化学の言葉で理解することを目指します。生命現象を分子から細胞レベル、さらに個体レベルで理解するために、有機化学、無機化学、生化学、遺伝学、細胞構造学などを系統的に学びます。

生命体の最小の単位である細胞における分化、発生と個体の形態形成などを、細胞生理学的な手法により追究する方法を修得することを目指します。遺伝学、細胞生理学、細胞構造学を基盤としつつ、微生物学、生物物理学などの関連科目とも密接に関係します。

Check?Laboratories 研究室をチェック

分子構造を設計し新たな機能を創り出す

薬や機能性材料は現代生活をおくるうえで欠かすことができない物質です。これらの物質は最小単位となる分子から構成され、分子の構造や電子状態は物質の性質に影響を与えます。当グループでは理論計算を用い電子状態や構造を設計し、新たな骨格を持つ分子を合成しています。新たに合成した分子は設計したとおりの性質を示すとは限らず、予想もしなかった機能を示すことがあります。こういった発見も実験科学における醍醐味といえます。

生命を細胞?遺伝子レベルで解明

pt电子游戏_pt老虎机平台-下载*官网理学部?細胞制御学I講座では、無脊椎動物の実験モデルとして淡水棲プラナリア成体を使用し、RNA干渉により分化多能性幹細胞が特定の組織や器官を再生する分子機構の解明を進めています。さらには、脊椎動物の実験モデルとしてアフリカツメガエル幼生を使用し、ゲノム編集技術を駆使した再生研究も進めています。我々は、これらの研究から得られる新しい知見が、人類の健康維持に役立つに違いないと期待しています。

タンパク質の形と働きの関係を研究

動物や微生物など生物の細胞の中ではたくさんの種類のタンパク質が働いています。それぞれのタンパク質は特定の機能を持っていますが、その機能を発揮するには正しく折り畳まれた立体構造を持っている必要があります。本研究室では、微生物が生きていく上で必要なエネルギーを獲得するために働いているタンパク質や、がん細胞中でシグナルを伝達しているタンパク質の立体構造と機能の関係を深く理解する研究に取り組んでいます。

最新技術を駆使し効率的に物質設計

計算科学の方法を物理学の基礎方程式の解析に活用すると、原子や分子のスケールでは極めて正確に自然現象を再現できることがわかっています。当研究室では、この量子力学に基づくマテリアルズインフォマティクスの方法にAIや機械学習を組み合わせていくことで、効率的な物質設計や合成プロセス設計を行っています。新しい高温超伝導体の予言、炭素材料による水素関連触媒や量子計算リソース物質の設計の例も提供しています。

Carrer キャリア

7割以上の学生が、本学理学研究科をはじめとする大学院へ進学します。製造業や情報通信業に就職する学生も多数います。

業種別就職率

製造業

7.2%

情報通信業

5.4%

教育?学習支援業

3.6%

卸売業?小売業

1.2%

学術研究?専門技術サービス業

1.2%

医療?福祉

1.2%

建設業

0.6%

電気?ガス?熱供給?水道業

0.6%

金融業?保険業

0.6%

不動産業?物品賃貸業

0.6%

宿泊業?飲食サービス業

0.6%

サービス業

0.6%

公務

0.6%

進学

75.9%

就職?進学先

【一般企業等】

(株)アイヴィス/(株)ウェザーニューズ/エクシオグループ(株)/キンドリルジャパン(株)/コベルコシステム(株)/シンプレクス(株)/セーレン(株)/ダイネン(株)/(株)トマト銀行/ミヨシ油脂(株)/ユアサ商事(株)/レバレジーズ(株)/ローム(株)/(株)科学情報システムズ/学校法人聖ヨゼフ学園 日星高等学校/京都民主医療機関連合会事務局/(株)資生堂/東芝ITコントロールシステム(株)/東芝デバイス&ストレージ(株)/東洋機械金属(株)/日本電産(株)/富士ソフト(株)/富士通Japan(株)/(株)北海道電力/NECソリューションイノベータ(株)/(株)NTTデータ関西/(株)SUMCO/JFEスチール(株)/(株)JERA/アスカカンパニー(株)/ウエスタンデジタル(同)/カワサキロボットサービス(株)/キオクシア(株)/(株)クレスコ/サムコ(株)/(株)ジェイテクト/シミック(株)/(株)タニタ/(株)テイエルブイ/(株)デンソー/トーカロ(株)/ニプロ(株)/ミネベアミツミ(株)/ヤスハラケミカル(株)/JAXA(宇宙航空研究開発機構)/小林製薬(株)/第一三共プロファーマ(株)/日本コルマー(株)/長谷川香料(株)/日置電機(株)/富士フイルムサービスリンク(株)/三菱自動車工業(株)/三菱電機(株)/(株)森六ケミカルズ/有人宇宙システム(株)

【公務員】

浜松市役所/佐用中学校/西脇南中学校

【進学先】

pt电子游戏_pt老虎机平台-下载*官网大学院/大阪大学大学院/大阪公立大学大学院/岐阜薬科大学大学院/京都大学大学院/総合研究大学院大学/東京大学大学院/東京工業大学大学院/東北大学大学院/名古屋大学大学院/奈良先端科学技術大学院大学/北海道大学大学院/横浜市立大学大学院