研究テーマ
- 瓦田 沙季
- かわらだ さき
- 研究領域
- 会計学の一分野である公会計論(政府、公営企業、第三セクターおよび民間非営利組織を対象とする)が研究分野です。その中で公共部門の会計システムと業績評価に関する研究をしております。中央政府および地方公共団体の財政悪化?財源不足が深刻化している中で、現行の政府会計には様々な問題点があることが指摘され、制度改革が進められているが、企業会計と異なる政府会計制度の特徴と機能、社会?経済的環境の変化および諸外国における制度改革の動向をも踏まえて政府会計制度のあり方について研究している分野です。
- 研究テーマ
- 地方公共団体は、一般的な行政活動のほか、水の供給や公共輸送の確保、医療の提供、下水の処理など地域住民の生活や地域の発展に不可欠なサービスを提供する様々な事業活動を行っています。こうした事業を行うために地方公共団体が経営する企業活動は総称して「地方公営企業」と呼ばれています。近年、この地方公営企業会計制度のあり方に関する研究を行っています。特に、少子高齢化社会における急速な人口減少に伴うサービス需要の減少と施設の老朽化に伴う更新需要の増大などにより、経営環境の変化が大きい上下水道事業において、安心?安全?持続可能な経営と料金負担に関する意思決定に資する地方公営企業会計制度のあり方に関する研究に取り組んでいます。
- アピールポイント
- 本研究科は少人数教育を活かして徹底的に学生と切磋琢磨する環境が特長となっております。少人数故の環境を活かして自分のペースで関心のある研究テーマに取り組み、結論を得るまで考え続ける事が出来る学生にはとてもお勧めだと思います。公会計研究は会計学の研究分野においてマイナーな研究領域ですが、すでに成熟した制度が確立されている企業会計に比べ、まだ発展途上である公会計の領域では検討?解明すべき課題やテーマはまだまだ沢山あります。専攻研究をサーベイしたり、英文の学術論文を読み込む必要もあるのでハードルは決して低くはないですが、マイナーな研究領域であり、研究者も少ないゆえに、その様な研究者の需要は根強いです。チャレンジしてみたいという方は是非この世界を覗いてみては如何でしょうか?
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