2019年10月15日(火)の午後、中国社会科学院日本研究所の王 暁峰副所長をはじめとする代表団6名が、pt电子游戏_pt老虎机平台-下载*官网神戸商科キャンパスを訪問し、五百旗頭理事長をはじめ、経済学研究科の教員と学術交流を行いました。
訪問団一行は、まず、理事長室にて五百旗頭理事長を表敬訪問し、台風19号が日本各地にもたらした甚大な被害、および1995年の阪神?神戸大地震と2008年の中国四川省汶川大地震について、災害対策に関する意見交換を行いました。その後、会場を研究棟の会議室に移し、経済学研究科の萩原教授をコーディネーターとして「日米中の外交関係、経済交流および貿易摩擦」に関する学術交流セミナーが行われました。
セミナーの冒頭で山口経済学研究科長が挨拶を行った後、まず中国社会科学院の研究チームから近年における両国間の首脳交流の動向、世界における日中関係の位置づけ、日中関係の改善と建設的な協力関係の構築、中国が推進している「一帯一路」政策と日中の経済交流の現状、日中間の協力分野に関する展望および両国における国民の意識調査の結果に関する分析について報告がなされました。
その後、経済学研究科の大住教授より、マクロ経済学の観点から労働分配率や資本収益率等に関する説明が行われ、清水准教授より、訪日観光客に関する各種の調査結果の報告が行われました。また、五百旗頭理事長からは日中の外交について、園田教授より中南米における新華僑の役割について、萩原教授からはかつての日米貿易摩擦の中で日本がどのような対応により生き残ってきたのかについての説明が行われました。