ワーク?ライフバランスコンサルタントの桜田陽子氏を講師に迎え，多様なバックグラウンドを持つ教職員全員が，「ワーク」と「ライフ」共に充実させられる働き方や，各個人がもつ能力を最大限に活かし共創できる職場づくりについて考えるきっかけとなる講演と 心理的安全性を重視して、組織の良いところ、もったいないところ、増やしたい時間、減らしたい時間を基軸にポストイットを使用しグループワークを実施しました。参加者からは「職場やメンバーのもったいないところ」として「組織の透明性不足」「横断的交流の少なさによる相互理解の不足」「労働負担の不均衡」「裁量労働制が活かせていない」など数多くの意見があがりました。変革にむけ、実行できるよう継続して取り組むきっかけとなりました。

　子育てと教育に取り組む三瓶由紀氏(京都産業大学生命科学部産業生命科学科　准教授)と水内佑輔氏(東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林　助授)を講師に迎え、率直な経験談をお話いただいた。その後、本学大学院緑環境景観マネジメント研究科の新保奈穂美講師がモデレーターとなり、若手研究者がおかれている現状の問題共有をおこない、支援の推進や環境改善につなげる機会となりました。

　主任介護支援専門員、介護?医療職専門コーチで数多くの企業や地方自治体で研修実績のあるコミュニケーションオフィス３SunCreate代表の三田村薫氏を講師に迎え、介護の事前準備、親の介護でかかる費用、遠距離介護等を始めるときの準備、介護にむけての家族間のコミュニケーションについて事例も交えて重点的に講義いただいた。参加者からは、「まだまだ親が若いつもりでしたが、介護は突然始まるとの言葉でハッとしまた。今度の休みに希望の聞き取りだけでもしておこうと思った」 「まさに今、介護での精神的、時間的、経済的な不安に直面しているが、公的な機関、プロに相談することで対応していきたい」等の意見がありました。

　神戸情報科学キャンパス分室では、誰しもが活躍できる社会について、キャリア＆ライフデザインを考える機会としてNPO法人ファザーリング?ジャパン代表理事の安藤哲也氏を講師に迎え、講師の実践事例を通して父親が子育てによって得られる生活面のみならず、職場での仕事面の充実について提案するセミナーを開催しました。参加者からは、「意識を変える契機になった」「セミナーを聴くだけの受け身の立場と、自らのこととして考える立場になるグループディスカッションは、同じ内容でも180度受け取り方が変わり良かった」等の意見がありました。

　昨年度に引き続き、介護研修を実施しました。
　今年度は、本部総務人事から、本学の介護制度や取得事例の簡単な紹介の後、専門学校や短大?大学等で福祉?介護系科目の非常勤講師などを務め、また一般企業や地方自治体等で数多く研修しておられる湯浅美佐子氏を講師に迎え、介護研修の概要、さらにはかかる費用などの具体的な話を、事例なども交えて講義していただきました。
アンケートでは、大変役に立ったという意見に加えて、介護をされている方々の具体的な感想もありました。

　2020年度幹部教職員研修で実施した介護研修「仕事と介護の両立に大切な任せ方?頼り方～仕事を続けることこそ親孝行」～」が好評であったため、内容を全教職員対象にアレンジした研修会を実施しました。
さらに、研修終了後は、2022年3月末まで、オンデマンド配信を全学対象で実施し、当日の不参加者にも視聴の機会を設けました。

　2018年度幹部教職員研修で「アンコンシャスバイアスの克服」についての講義で高い評価を受けた大坪久子氏（日本大学薬学研究所上席研究員）を迎え講演Ⅰ「無意識のUnconscious Biasを知っていますか？」、講演Ⅱ「無意識のUnconscious Biasをブロックしよう」を実施した。統計的なデータを用いた内容は、大変説得力があり好評だった。 さらに、研修終了後は、11月25日～12月6日の間、オンデマンド配信を全学対象で実施したため、当日の不参加者にも視聴の機会を設けました。

　男女共同参画推進室では、昨年度実施した幹部教職員研修のテーマ「アンコンシャス?バイアスの克服」を男女共同参画推進の重要な視点であると考え、今年度から、「キャンパスリレー研修」をスタートさせました。第1回目は、姫路工学キャンパスで開催しました。

　本研修では、女性初の南極地域観測隊夏隊長の原田尚美氏を講師としてお迎えし、アンコンシャス?バイアスの基本的な説明とリーダーの経験をもとにした様々な事例を伺いました。参加者は南極観測隊の写真を見ながら、興味深く聞いていました。質疑応答では、アンコンシャスバイアスの対処方法や南極観測に関して熱心な質問も出て、大変有意義な研修となりました。